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腎臓移植

腎移植は、ほかの人の腎臓を体の中に移植することで、腎臓の働きを回復させる治療法で、末期腎不全の唯一の根治療法です。脳死・心停止された方から腎臓提供される献腎移植と、親族から腎臓提供される生体腎移植の2つの方法があります。
腎移植では、透析治療からの解放、腎不全の合併症からの解放、食事制限の緩和、より安全な妊娠・出産が可能となる、透析療法よりも生命予後がよいなどの利点があります。一方で、移植した腎臓の働きが悪化し再び透析が必要になったり、拒絶反応を防止するために免疫抑制剤を服用し続ける必要があったり、免疫抑制剤の副作用が起こるなどの問題点もあります。

2012年度末では献腎移植が192件、生体腎移植が1,413件でした。献腎移植を待つ移植希望登録者数は2014年2月末現在で12,840人なので、年間1%強の人しか献腎移植を受けられていないのが現状です。現在、移植手術の成績は格段に進歩を遂げていますが、腎臓提供者(ドナー)の存在や、提供された腎臓との相性が合うことが大前提の治療法であるため、腎移植は誰でもすぐに受けられる治療ではありません。

全腎協の取り組み

全腎協では、一人でも多くの方に移植医療について知ってもらうため、1981年から「腎バンク登録者拡大全国いっせい街頭キャンペーン」を始めました。現在では、国が定めた「腎移植推進月間」(10月)に合わせて、全腎協でも10月を「臓器移植普及推進月間」として全国各地で街頭キャンペーンや臓器移植フォーラムなどの普及啓発活動を行っています。

詳しくは主な活動内容をご覧下さい。

献腎移植は、脳死後または心停止後の方で、生前に書面で本人の臓器提供の意思がある場合、もしくは本人の意思が確認できない場合でもご家族の承諾がある方から臓器提供されます。


生体腎移植は、親、子、兄弟などの親族、または配偶者から腎臓(1個)の提供を受けます。


献腎移植・生体腎移植とも基本的に移植を受ける人(レシピエント)の保険が適応となり、提供者(ドナー)の医療費もレシピエントの保険でまかなわれます。